遠田潤子『銀花の蔵』、新刊です! 2020年4月 新潮社 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遠田潤子『銀花の蔵』2020年4月24日 新潮社刊

この遠田作品、

人と人とのかかわりの

これほどに酷い、

 

どれほど悲惨であっても、

ひたすらに立ち向かって生きてゆく、

ヒロイン<銀花>。

彼女を時代の流れ、
 

その関連のなかでとらえていこうとする大河小説。

銀花は雪の異称。

血脈の重さ、

秘められた過去(父の挫折、母の盗癖、祖母の婚外子)、

醤油蔵という伝統を背負って。

こんなにも不幸でありながら、

ほのほのとあたたかい家族小説になっている、

この遠田潤子の筆力!


こんなたいへんな状況である現在ただいま、

しみじみとしみいってくる作品です。


◆新潮社の紹介はこちら

大阪万博に沸く日本。
絵描きの父と料理上手の母と暮らしていた銀花は、
父親の実家に一家で移り住むことになる。
そこは、座敷童が出るという言い伝えの残る
由緒ある醬油蔵の家だった。

家族を襲う数々の苦難と一族の秘められた過去に対峙しながら、
少女は大人になっていく――。圧倒的筆力で描き出す、感動の大河小説。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遠田潤子『銀花の蔵』2020年4月24日 新潮社刊

この遠田作品、

人と人とのかかわりの

これほどに酷い、

 

どれほど悲惨であっても、

ひたすらに立ち向かって生きてゆく、

ヒロイン<銀花>。

 

銀花は雪の異称。
 

彼女の生涯を、

時代の流れとの関連のなかで

 

とらえていこうとする大河小説。



血脈の重さ、

秘められた過去(父の挫折、母の盗癖、祖母の婚外子)、

醤油蔵という伝統を背負う。

こんなにも<不幸>でありながら、

ほのほのとした家族小説になって。

この遠田潤子の筆力!


こんなたいへんな状況である現在ただいま、

しんしんとしみいってくる作品です。


◆新潮社の紹介はこちら

大阪万博に沸く日本。
絵描きの父と料理上手の母と暮らしていた銀花は、
父親の実家に一家で移り住むことになる。
そこは、座敷童が出るという言い伝えの残る
由緒ある醬油蔵の家だった。

家族を襲う数々の苦難と一族の秘められた過去に対峙しながら、
少女は大人になっていく――。圧倒的筆力で描き出す、感動の大河小説。