本の紹介、3日目です。
今回は『平家物語』、
上中下三巻になっています。
新潮日本古典集成、清水一校注によるもの。
<祇園精舎の鐘の声、
諸行無常の響きあり>
このあまりに有名な序から、平家断絶まで。
帯には<「この一門にあらざらん者は人非人たるべし」
栄華の絶頂に達した平家一門。
横暴を極める平清盛に、以仁王が謀叛を企て、
宇治で激烈な橋合戦が行なわれる>。
能、歌舞伎など平家からの演目が多く、
いつかは読まなくては・・・でしたが、
昨夏から読み始め、
ただ今、3回目が終わったところ。
『平家物語』は黙読でなく、
「音読」しています。
<声>にすることで<語りもの>である
『平家物語』をしみじみと体感・実感してます。
戦いに挑むその装束、
合戦、
「小督」や「義王、義女」「建礼門院」など
哀切極まる物語など
まさに語りものの傑作。
清水一先生の精緻な注に助けられ、
時代、その背景など
すこしずつ平家に親しくなって♪