「森村酉三とその時代」 @群馬県立近代美術館 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

「森村酉三とその時代」展を

群馬県立近代美術館で観てきました。


森村酉三(1897ー1949)は群馬県出身の鋳金工芸家。

「森村酉三」の名を知らなくとも、

群馬県人なら誰でも知っている<白衣観音>

その原型を作った作家です。


植物文や花で飾られた花瓶を制作、

これらはいかにも落ち着いた鋳金の作ですが、

鳥や動物を、シンプルな造型の作品が印象的。

孔雀や兎、鯰など限り無くそぎ落とした

モダンなアールデコのような作品に惹かれました。



帝展や文展に入選を重ねましたが、

 

戦時中の金属供出でずいぶん失われた作品もあるとのこと。

森村の作品をできる限り集め、

東京美術学校の師・津田信夫や先輩・高村豊周など

同時代に工芸の革新を目指した

鋳金家の作品が展示されています。


11月10日(日)まで。

 

 

「森村酉三とその時代」ホームページ

http://mmag.pref.gunma.jp/exhibition/index.htm

 

 

 

 

 

 

 

白衣観音