伊豫田晃一作品集Ⅰ「マグヌム・オプス」
刊行されています。
鉛筆、ペン、水彩、油彩そしてオブジェ。
シリーズ作品「アストロラーベ」、
「ヘクセン・タロット」、
皆川博子『クロコダイル路地』の連載時に
各2葉づつ挿絵がありましたが、
その扉・挿画がすべて掲載されています。
そして2015年に
山本掌の個人俳誌「月球儀」の装画を
描き下ろしてくださったのですが、
その作品も載っています。
パネル張りの雁皮紙に鉛筆で描かれて。
印刷ではわかりにくいかもしれませんが、
やわらかな髪の毛の細密なこと!
うしろは、月面に揚羽が舞って。
この題字も伊豫田作品です。
帯には
<肉体の眼を閉じ、
精神の眼によって紡ぎ出された夜と神秘の領分。
ネオ・マニエリスムの旗手による魔術的感性が迸る
イマージュの詩学>
初期作品から最近作まで。
約二〇年におよぶアートワークを収めた第一作品集。
(続いて作品集Ⅱ「テネプリス・ルクス」も近刊)
発行:エディシオン・トレヴィル
発売:河出書房新社