フォトコラージュ「岡上淑子展 沈黙の奇跡」を
東京都庭園美術館で観てきました。
戦後の日本において、
フォトコラージュを創作・制作した
<岡上淑子の作品>会うことができました。
作品は1950年代の7年間に創られ、
その多数の作品はもとより、
その時代のハイファッション・オートクチュールの
ディオールやバレンシアガのドレス、
岡上を見出したシュールレアリスト・瀧口修造との
交流にまつわる手紙やはがき、
岡上に大きな影響をあたえた
マックス・エルンストのコラージュなどなど。
岡上淑子の存在を立体的に構成され、
幻想の迷宮をただよって。
ここ旧朝香宮邸の
アール・デコ建築と響きあい、
各室での展示はなんとも
華やかで優美。
4月7日(日)まで。
作品はこちらから
https://www.artagenda.jp/exhibition/detail/3051
◆岡上淑子(おかのうえ・としこ)
1928年高知県生まれ。文化学院デザイン科卒業。
戦後連合国軍が残した、LIFE等のグラフ雑誌、
VOGUEのようなファッション誌等の印刷物を素材にした
独自のフォトコラージュ作品により、
シュルレアリストの瀧口修造に見出され、
1950年代のアートシーンに彗星のごとく登場。
7年間の活動期間ののち、結婚を機に制作から離れる。
2000年以降再評価の動きがが国内外で高まる。
2002年には日本にさきがけて
アメリカのNazraeli Pressより作品集が刊行。
2018年に高知県立美術館で回顧展を開催。