「玄皎想」
「松尾敏男展」を
高崎市タワー美術館で観てきました。
牡丹の名手、
松尾敏男(1926-2016)は長崎生まれ。
この展覧会、
松尾自身が生前に作品を選んでいた、とか。
いくつもの<牡丹>作品。
その花びらの重なり、
その枝、その葉。
そのなかでも歳晩の「玄皎想」、
水墨での牡丹は生死のあわいに咲いているよう。
こころ惹かれて・・・
鳥や魚の骨などを組み合わせた
前衛的な構成の「鳥碑」も印象的。
大作が多く、清明で澄んだ色彩、
緊密な画面から
その研ぎ澄まされた精神に
品格がたちのぼって。
3月24日(日)まで。
◆高崎市タワー美術館 ホームページより(画像は下方にあります)
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