ポール・クローデルの『百扇帖』&『詩人大使ポール・クローデルと日本』 本の紹介 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ポール・クローデル(1868-1955)

フランスの詩人、そして駐日大使(1921-1927)。

あの天才彫刻家カミーユ・クローデルは姉。



『百扇帖(ひゃくせんちょう)』はクローデルが

俳諧にインスピレーションを得て書かれた

 

短詩172篇。



クローデルはこのすべての詩を墨書しています。

その主題に対応した漢字二字を

画家・有島生馬(ありしま いくま)が添えています。



クローデルが日本を離れる1926年にコシバ社から刊行。

折帖形式(29.3×10)。

私が友人から恵与されたのは

フランスのガリマール社刊 2012年。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


<牡丹>  

 

牡丹の曰く 

 

君われを呼んでぼたんといふ

          さもあらばあれ 

 

君にしてわがまことの名を知らんとき

          われはたちまちにして崩るべし

                 

                        (山内義雄訳)

 

 

 

 

 

 





◆『詩人大使ポール・クローデルと日本』水声社 2018年

昨年・2018年がクローデル生誕150年。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  •