今日が初日。
中本道代『接吻』
第26回萩原朔太郎賞展を観てきました。
『春の空き家』『ミルキーメイ』など
中本詩集のオブジェ(207センチ×140センチ)が
ど~んと展示室に置かれています。
耳をあてると、中本さんの朗読が内から聞こえてきます。
第7詩集になる『接吻』を評論家の三浦雅士氏は
「奇跡的な詩集である」と言う。
詩人・吉増剛造氏は印象的な「光の繊毛、・・・」選評で
つぶやきのように語る。
「未知の繊毛の光が、・・・たちあらはれて来るのに、・・・
(中略) 言葉の呼吸の根か茎の戦(そよ)ぎが・・・、」と。
言葉とそのことば(沈黙)のとの<淵>からのような<詩>。
詩人・中本道代さんのしずけさをたたえた佇まいとともに、
印象深い。
数々の書籍とともに、
群馬TVのインタビューや自作の朗読などの映像、
<詩>が壁面いっぱいの画像に投影されている
<見せる>展示。
4月14日(日)まで。
2月23日(土) ポエムリーディング
3月23日(土) トークセッション
講演:三浦雅士
対談:吉田文憲×中本道代