おでん | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 このごろの造型論的おでんかな               掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆昆布などでだしをとり、


醤油、砂糖などで味付けをし、


こんにゃく、大根、がんもどき、はんぺん、

 

ちくわなど煮込んだもの。

 

冬の季語。

 

 

◆金子兜太「俳句造型論」のごく一部です

 

人間意識の俳句作法への関与を指摘し、

 

自己と物との間に「創る主体」と言う、

 

知的操作を意志的に行う存在を置き、

 

構成操作という物に関わる方法を

 

自己と言う人間の存在の表現に適用しようと言うのである。


芭蕉は「私意をはなれよ」といったと言うが、

 

「造型論」では積極的に「私意」による操作を

 

取り入れようとするのである。