「横山華山展」 @東京ステーションギャラリー | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「横山華山展を

 

東京ステーションギャラリーで観てきました。

 

11月11日(日)が最終日でしたので駆け込み。

 

「見ればわかる」のキャッチコピー。

 


横山華山(1781/4~1837)は江戸後期から明治期の絵師。

 

会場の構成 はこうなっています。

 

蕭白を学ぶ-華山の出発点

 

 人物-ユーモラスな表現

 

 花鳥-多彩なアニマルランド

 

 山水-華山と旅する名所

 

 風俗-人々の共感

 

 描かれた祇園祭

 


9歳のおりの「牛若と弁慶」で、すでに画才を発揮。

 

横山家があの奇想の曽我蕭白のパトロンで、

 

家に蕭白の画!?

 

その画風を慕ったとされ、

 

曽我蕭白の《蝦蟇仙人図》. と

 

華山の模写が並べられて。

 

花や鳥は華麗に円山四条派のようだったり、

 

芦雪のような猫や愛らしい子どもがいたり。

 

圧巻なのが「祇園祭礼図巻」 です。

 

江戸時代後期の祇園祭が、

 

上下巻約30メートル巻物になって、

 

それも部分でなく、

 

すべて長大なガラスケース(特注?)で、

 

見ることができました。

 

ひとつひとつの山や鉾、

 

ひとりひとりの表情や仕草、

 

いまここで、祇園祭にいるようなリアルさ。

 

横山華山をたっぷり堪能しました。