山崎剛太郎(やまさきこうたろう)は詩人。
フランス映画の字幕を700本てがけ、
フランスからシュバリエ賞を受賞されています。
その百歳を記念して昨年末
造られたのがこの『薔薇の晩鐘』。
美しい本です。
書体も軽やかでいて、芯があって。
新作十四篇「女」たちをめぐって幻想と現実の交錯するに、
とても洒落て、かつ深い洞察がにじみます。
それと詩人の近況を伝える散文十篇。
(画像は「感泣亭秋報 11」ですが)
「感泣亭秋報13」は
その山崎剛太郎さんの特集
<山崎剛太郎さんの百歳を寿ぐ>。
特集Ⅱは<小山正孝『山居乱信』を読み直す>。
『自註句集 永島康子集』は
俳人・永島康子さんの句に、
ご自身で註をかかれた書。
作句への思い、評、どのような時に作られたか、
味わい深いエッセイのよう。
感泣亭例会でご恵与いただいた著作です。
御礼申しあげます。