先日他界された、カバリエによる
ラヴェルの「ハバネラ形式のヴォカリーズ」。
ピアノはアレクシス・ワイセンベルグ。
ヴォカリーズ(フランス語: vocalise、ドイツ語: Vokalise)は、
歌詞を伴わずに、
母音のみによって歌う歌唱法。
ラフマニノフのヴォカリーズがよく知られていますが、
このラヴェルの「ハバネラ形式のヴォカリーズ」の素敵なこと。
一音一音が真珠の連なりのように、
精緻で磨きぬかれて、
コロラチューラの声の粒立ちの見事さ。
弱音のデリケートで芯のある美しさ。
どうぞ、お聴きください。
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カバリエはかつて一度聴いています。
オペラ「アドリアーナ・ルクブルール」の
来日公演で、
相手役はまだデビューしたての、
初々しいカレーラス。
貴重な舞台を観ることができたこと、
とても懐かしい。
(画像は公式ホームページからお借りしています)