「ウィリアム・モリスと英国の壁紙展」 @群馬県立近代美術館 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ウィリアム・モリスと英国の壁紙展ー美しい生活を求めて」

近代美術館で観てきました。

会期が26日(日)までと夏休みということで

平日でしたが、けっこう観客が入っていました。


ウィリアム・モリス(1834-96)

ラファエル前派の詩人、デザイナー、思想家、工芸家。


「壁紙」にスポットをあて、

モリス以前、モリス、モリス以降となって、

19世紀に隆盛期を迎えた英国壁紙デザインが

展示されています。



その頃のイギリスの室内が館内に再現され、

壁紙、カーテン、クッションや椅子など

どのように生活に取り入れられたかも見ることができます。



ジャポニズムの影響か、

日本風な図柄があったり、

日本の金唐紙、その職人を招聘して

金唐紙のような壁紙もあったりと、

 

なかなか興味深い。

壁紙デザインの版木も多数置かれて。


英国の壁紙会社サンダーソン社が所蔵する

貴重な壁紙・版木など約130点を

 

日本で初めての紹介、とか。

 

 

 


◆群馬近代美術館のホームぺージ

19世紀ヴィクトリア朝のイギリスで、才能を花開かせた。
産業革命により大量生産品があふれたこの時期、
彼は時間をかけた丁寧な手仕事を愛し、
自然の美を讃えた生き生きとしたデザインを生み出しました。

 モリスは結婚を機に新居となるレッド・ハウスを建設したとき、
自身の目指す快適な生活空間には家具や壁紙が欠かせないものだと気づき、
木版による美しい壁紙を生み出します。
壁面一杯に優雅に広がる草花は、
100年以上経った今でも人々を魅了する居心地のよい空間を演出します。
モリスはこれまでの、リアリズムに基づいた奥行のある壁紙空間から離れ、
平面的な造形の中にいきいきと鳥や草花を表現し、
装飾と自然の新しい関係を追求しました。