萩原朔太郎「猫町」 どの本がお好き? 本の紹介 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

萩原朔太郎「猫町」、

たくさんの本が出版されています。

猫の写真で構成された本、

イラストと本文でも数種類があります。


この金井田英津子の画による本が、印象的。

<猫、猫、猫、猫、猫、猫、猫。

どこを見ても猫ばかり。

いつもの角を曲がったら、そこは夢現・無限のめまい町。

ノスタルジックでモダーンなイラスト紀行>

と紹介にあるように本文と絵の

コラボレーションが卓抜です。

文によって画が変化するのは無論、

活字の級数、組み方も1ページごとに変わる、

「猫町」へ誘われて。


  萩原朔太郎「猫町」


  画・装丁:金井田英津子

  1997年刊 パロル舎