火蛇(かだ)って? | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 




皆川博子「幻妖」









「火蛇(かだ)」


という言葉をはじめて見たのは


皆川博子短篇「お七」。


八百屋お七の性根にある


「火」を語るキーワード、 でしょうか。



辞書では


火蛇:かじゃ、かしゃ、とも読む。
 

仏具の香炉の一種にもあり、
 

戦闘の例えだったり、


サラマンドル、サラマンダーの同類、

だったりしています。


とても印象的でインパクトがある言の葉。


いつか心身に棲みついています。



「火蛇が」


俳壇9月号に掲載されています。







画像:皆川博子作品精華「幻妖」のなかに「お七」