火蛇(かだ)って? 「火蛇(かだ)」 という言葉をはじめて見たのは 皆川博子短篇「お七」。 八百屋お七の性根にある 「火」を語るキーワード、 でしょうか。 辞書では 火蛇:かじゃ、かしゃ、とも読む。 仏具の香炉の一種にもあり、 戦闘の例えだったり、 サラマンドル、サラマンダーの同類、 だったりしています。 とても印象的でインパクトがある言の葉。 いつか心身に棲みついています。 「火蛇が」 俳壇9月号に掲載されています。 画像:皆川博子作品精華「幻妖」のなかに「お七」