「秋のソナタ」フォン・オッター
あのベルイマンの作品がオペラに!?
その作品が「秋のソナタ」。
2018年は、スウェーデンの映画監督イングマール・ベルイマン
(1918年7月14日~2007年7月30日)の生誕100年。
隣国フィンランドでの上演で、
作曲はフィンランドの
セバスチャン・ファーゲルルンド(1972年~)。
「秋のソナタ」は二幕のオペラで、
国際的に活躍するピアニストの母とその娘の葛藤を、
抉り出すような心理劇。
映画ではイングリッド・バーグマンがピアニストの母、
娘をリヴ・ウルマンが演じた。
この映画も7月に上映される、とか。
オペラでは母役をアンネ・ソフィー・フォン・オッター、
娘役をエリカ・ズンネガルド。
なんといっても二人が対峙する二幕が見応えがある。
フォン・オッターの華やかさはさすが、
エリカ・ズンネガルドは初めて聴いたソプラノ。
緻密な感情表現、
母と烈しくぶつかりあったあとの満ち足りた、
崇高ともいえる浄化された表情にうたれた。
合唱はコロスのように歌い演じる。
演出はフランス出身のステファン・ブラウンシュヴァイク。
◆オペラ「秋のソナタ」(全2幕)
原作:イングマール・ベルイマン
作曲:セバスチャン・ファーゲルルンド
<出 演>
シャルロッテ・アンデルガスト:アンネ・ソフィー・フォン・オッター
エヴァ:エリカ・ズンネガルド
ヴィクトル:トミ・ハカラ
ヘレナ:ヘレナ・ユントゥネン ほか
<指 揮>ヨーン・ストルゴーズ
<演 出>ステファン・ブラウンシュヴァイク
<合唱>フィンランド国立歌劇場合唱団
<管弦楽>フィンランド国立歌劇場管弦楽団
収録:2017年9月23日 フィンランド国立歌劇場(ヘルシンキ)
(画像は「秋のソナタ」のサイトよりお借りしました)