ベルイマンの作品がオペラに!? 「秋のソナタ」 @NHK-BS | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

「秋のソナタ」フォン・オッター

 

 

 

 

 

あのベルイマンの作品がオペラに!?

 

その作品が「秋のソナタ」。

 

2018年は、スウェーデンの映画監督イングマール・ベルイマン

 

(1918年7月14日~2007年7月30日)の生誕100年。

 

隣国フィンランドでの上演で、

 

作曲はフィンランドの

 

セバスチャン・ファーゲルルンド(1972年~)。

 


「秋のソナタ」は二幕のオペラで、

 

国際的に活躍するピアニストの母とその娘の葛藤を、

 

抉り出すような心理劇。

 

映画ではイングリッド・バーグマンがピアニストの母、

 

娘をリヴ・ウルマンが演じた。

 

この映画も7月に上映される、とか。

 


オペラでは母役をアンネ・ソフィー・フォン・オッター、

 

娘役をエリカ・ズンネガルド。

 

なんといっても二人が対峙する二幕が見応えがある。

 

フォン・オッターの華やかさはさすが、

 

エリカ・ズンネガルドは初めて聴いたソプラノ。

 

緻密な感情表現、

 

母と烈しくぶつかりあったあとの満ち足りた、

 

崇高ともいえる浄化された表情にうたれた。

 

 

合唱はコロスのように歌い演じる。

 

演出はフランス出身のステファン・ブラウンシュヴァイク。

 

 

 

◆オペラ「秋のソナタ」(全2幕)

 

原作:イングマール・ベルイマン

 

作曲:セバスチャン・ファーゲルルンド

 

 

<出 演>
シャルロッテ・アンデルガスト:アンネ・ソフィー・フォン・オッター

 

エヴァ:エリカ・ズンネガルド

 

ヴィクトル:トミ・ハカラ

 

ヘレナ:ヘレナ・ユントゥネン ほか

 

 

<指 揮>ヨーン・ストルゴーズ

 

<演 出>ステファン・ブラウンシュヴァイク

 

<合唱>フィンランド国立歌劇場合唱団

 

<管弦楽>フィンランド国立歌劇場管弦楽団


収録:2017年9月23日 フィンランド国立歌劇場(ヘルシンキ)

 

(画像は「秋のソナタ」のサイトよりお借りしました)