句集『月球儀』SNSに紹介 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

金子兜太主宰「海程」でご一緒している

九堂夜想さん、

SNSにこの句を選句してくださいました。

 

 

 

 

 

 

 



九堂さんは俳句同人誌「LOTUS」編集人。

そしてジャズのサックス吹き。   


 山本掌句集『月球儀』 DiPS.A刊 2018.3


翼たためる馬かいまみし葡萄の木

花や花や美童にわかに零れだす

残る花ふっと臓器のゆらぐかな

はつあきや白昼鵺の鳴くという

秋あかつき韃靼の馬かなしめり

月熟れて死蠟の兄と睦むかな

冬麗の死海あふれて環(わ)となり