オペラ「死の家から」ヤナーチェク作曲 サボリンナ音楽祭2016 @NHK-BS | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オペラ「死の家から」ヤナーチェク作曲を録画で観ました。

ドフトエフスキー『死の家の記録』から

台本もヤナーチェクが手懸けています。

オペラに作曲したヤナーチェク第9番目、最後の作品。

今回はじめて観る作品。


殺人犯が収容される獄、

そこに政治犯アレクサンドル・ペトロヴィチが送られてくる。

劇的なストーリーというより、

そのなぜ殺人を犯すことになったか、

一人ひとりの<人間>を抉るように描き出す。

ズボン役の少年・アリイェイヤが唯一の女声(メゾソプラノ)。

合唱の一人ひとりまで存在感が凄い。


城の中に舞台があり、

モノトーンの獄・美術、

その衣装、がぴたりとはまって。

時間は1時間半と短いが、濃厚な密度。

 

 

 

<出 演>
アレクサンドル・ペトロヴィチ・ゴリャンチコフ(政治犯):ヴィッレ・ルサネン


アリイェイヤ(タタール人の少年囚):ハンナ・ランタラ


ルカ・クズミチ(本名フィルカ・モロゾフ):ミカ・ポホヨネン   ほか


 
<合 唱>サボンリンナ音楽祭合唱団


<管弦楽>サボンリンナ音楽祭管弦楽団


<指 揮>トマーシュ・ハヌス


<演 出>デーヴィッド・パウントニー



収録:2016年7月26・28日 オラヴィ城中庭 特設会場(フィンランド)