荒魂奇魂あり陽炎忌 掌
(あらみたま)(くしみたま)
◆陽炎
春のうららかな日に、地面から水蒸気が立ちのぼり、
遠くの景物が揺らめいて見える現象。
春の季語。
「陽炎忌」は私の造語です。
◆荒魂(あらみたま)
神道で神の霊魂の働きの強い面をいう 。
霊魂は荒魂と和魂(にぎみたま)の二つの働きをもち、
和魂はさらに幸魂(さきみたま)・奇魂(くしみた ま)の
二つの働きをもつ。
荒魂は神威を畏(おそ)れる信仰の所産であると考えられる。