俳句から詩へ <ゆえなくて恃みし蹉跌白梅ほど> | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

    

  

 

 

  ゆえなくて恃みし蹉跌白梅ほど       

 

           


 梅
 白梅
 梅・白梅
 白梅咲いて


 理由(わけ)
 理由(わけ)・・
 理由(わけ)など
 ・・・・・ないのに

 
 その失墜はなに
 その失望はなぜ
 その執拗に纏わる
 漆黒の闇を恃めというのか
 

 梅
 白梅
 白梅咲いて 
 その白梅を蹉跌といい