高橋アキ「パルランド 私のピアノ人生」 春秋社 2013年刊
高橋アキは現代音楽のスペシャリスト。
インタビュー4本とエッセイ34本収録され、
まさに<高橋アキのすべて>。
ピアニストの人生に留まらず、
日本における「現代音楽」
1950年代からの潮流をも
そのまま体現している。
高橋悠治が実兄ということもあって、
すでに高校で「現代音楽への目覚め」。
ケージ、武満徹、フェルドマンたち作曲家とのあたたかな交流、
世界の数多くの作曲家から曲の献呈、
その初演をおこなっている内外での活躍、
コンサートの舞台裏などを
語り、書いていて興味が尽きない。
この本の表紙、
ジョン・ケージ「家具の音楽エトセトラ」自筆原稿。
◆高橋アキ 公式ホームページ
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