「松本哲男 360度の世界」 @高崎市タワー美術館 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

(A4を縦に拡げたサイズ。

真中より下は中を開いた状態)

 

 

 

 

「360度の世界 松本哲男展」を

高崎市タワー美術館で観る。



松本哲男(まつもとてつお 1943-2012)

自然と対峙した壮大な作品群。

松本の小さい作品で50号~100号。

その山山、その瀧、その原野など

<写生>などという語ではあらわせないほど。

画を観ているというより、

その大地に立っている、

瀑布の水しぶきを浴びている感。


郷里の栃木の山々から、中国、インド、アジアから、

グランド・キャニオン、イグアス、エアーズロック、

ヴィクトリア・フォールズなどなど。

もうもう圧巻、圧倒的な作品。

このように巨大な作品であって、

なお色づかいや画布からうけるのは張りつめた静謐さ。


1月28日(日)まで。

 




◆高崎市タワー美術館 ホームページ(画像もこちらから)

http://www.city.takasaki.gunma.jp/docs/2014021900025/

 


三六〇度の世界 松本哲男展

松本哲男(1943~2012)は、自らの体を起点とした全方位を

「三六〇度の世界」と語り、その空間を描き続けた画家です。

その独創的なスタイルは、描きたい対象を

表現しきれないもどかしさに思い悩んだ末に確立されました。


松本は、目に見える風景だけでなく、

その場で全身を通じて感じた自然の存在、大地の温もり、

そのすべてを表現しようと、山を歩き、木々に触れ、地べたに座り、

さらに自然との一体化を感じることができるまで徹底した写生を続けました。

そして、描く対象は、郷里の栃木の自然にはじまり、

中国、インド、アジアから世界へと広がって、

グランド・キャニオン、世界三瀑布(ナイアガラ、イグアス、

ヴィクトリア・フォールズ)といった壮大な自然現象に及んだのち、

エジプト、南米などの古代文明へと主題を広げていきました。


本展覧会では、院展出品作を中心とし、

境地・栃木の自然を描いた初期の作品から世界三大瀑布、

そして古代文明へと至った松本哲男の画業を

28点の作品によって紹介します。

大自然に真っ向からぶつかって描き続けた

松本哲男の作品世界を存分にお楽しみください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

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