創立70周年記念 第54回現代俳句全国大会 @帝国ホテル | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

東京新聞

 

 

 

11月23日(木)、

現代俳句協会(宮坂静生会長)の

創立70周年を祝う記念式典が帝国ホテルで催され、

全国から約700名の参加者、その気が熱い。




宮坂会長の「戦後いち早く設立された協会が

幾星霜の試練を経て70周年を迎えた」と挨拶。

金子兜太先生(98)を特別功労者として顕彰。

「現役の俳人として戦後の俳句会を背負い、

前人未到の境地を開かれつつある。

日本俳句会の最高の誇りとして長寿を重ねてほしい」と

宮坂会長の祝辞に盛大な拍手。


創立70周年記念第54回現代俳句全国大会に

寄せられた句はなんと約1万八千句。

現代俳句全国大会賞はこの二句。

福富健男さんは「海程」の九州人。


  被爆胎児のわれを陽子と呼びし父   宮崎市 福富健男

  田螺鳴くまるごと村の捨てられて   豊能郡 原田タキ子

 

 

 

 

 

 





続いて講演&シンポジウム。

講演は宇多喜代子氏、

シンポジウムテーマは「俳句の未来、季語の未来」。

夏井いつきさん、岸本尚毅さん、

渡辺誠一郎さん、小林貴子さんたちがパネリスト。

司会は神野紗希さんによって活発に意見が交わされた。

「季語とは記憶の再生装置である」という言葉が印象に残る。


休憩をはさみ、懇親会へ。