楽劇「サロメ」ガッティ指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 @NHK-BS | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。










ガッティ指揮「サロメ」 を録画で観る。

「サロメ」(リヒャルト・シュトラウス作曲)

オランダ国立歌劇場により

アムステルダムのミュージックシアターで

2017年6月12・27日に上演されたばかりのこの舞台。

鮮烈にして驚愕。


ダニエレ・ガッティ指揮、

ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏で、

演出がイヴォ・ヴァン・ホーヴェ。


タイトル・ロールを歌ったマリン・ビストレム。

この楽劇でのサロメは、少女のもつ残忍さ、

清純でありながらエロティックであって、

そんな強靭さをも歌う声は楚々としていながら強い。

さらにマリン・ビストレム、

あの「ヴェールの踊り」も踊っていた!?


エフゲーニ・ニキーチンのヨカナーンは、

全身のタトゥー!?

風貌といい、歌唱といい、預言者とはとても思えない。


ヘロディアスの ドリス・ゾッフェル(Ms)の

このメゾソプラノの強靭な声、

その美貌とエキセントリックな演技が存在感たっぷり。


◆舞台のyoutubeにアップされて。

 https://www.youtube.com/watch?v=6oVaIuMI0II

 https://www.youtube.com/watch?v=MRYNHOiEFBs






  ◆リヒャルト・シュトラウス: 楽劇《サロメ》

サロメ(ヘロディアスの娘): マリン・ビストレム(S)

ヨカナーン(予言者): エフゲーニ・ニキーチン(Bs・Br)他


ヘロデ(ユダヤの領主): ランス・ライアン(T)

ヘロディアス(領主の妻): ドリス・ゾッフェル(Ms)



指揮:ダニエレ・ガッティ(Cond)

演出: イヴォ・ヴァン・ホーヴェ

管弦楽:ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

 (2017年6月12・27日 ミュージックシアター)