東京藝大美術館を出て、
上野大仏を拝み、
不忍池を渡って、旧岩崎邸庭園へ。
まだまだ蓮はその楚々とした花を
そこここに咲かせて。
池の水際に鷺も!
旧岩崎邸はジョサイア・コンドルの設計により、
1896年(明治29)年に完成した建物。
ゆったりとした空間、
その意匠、ラジエーターまで緻密な装飾で飾られ、
時を経てきた木材が艶めいている。
旧岩崎邸ホームパージによると
「17世紀の英国ジャコビアン様式の見事な装飾が随所に見られ、
イギリス・ルネサンス様式やイスラーム風のモティーフなどが
採り入れられている。
洋館南側は列柱の並ぶベランダ
(東南アジアの植民地と発達したコロニアル様式)で、
1階列柱はトスカナ式、
2階列柱はイオニア式の特徴を持っている。
1階のベランダには、英国ミントン製のタイルが目地無く敷き詰められ、
2階には貴重な金唐革紙の壁紙が貼られた客室もある。
岩崎久彌の留学先である米国・ペンシルヴァニアの
カントリーハウスのイメージ も採り入れられた」。
和館の床の間には橋本雅邦の「富士」。
ジョサイア・コンドルはあの鬼才の画家「河鍋暁斎」の弟子。
建物から芝生が広がる庭に。
庭園は修復中で見ることはできなかったのですが、
そのお庭を散策。
明治を体感できる旧岩崎邸へ、
お時間があったらどうぞ。
撞球室 山小屋風
開館は9時か~17時まで。
年末年始をのぞく年中無休。