「藝『大』コレクション パンドラの箱が開いた!」展を観るため、
東京藝術大学美術館へ。
東京藝術大学は今年、創立130 周年。
その記念の大規模なコレクション展を催されている。
前期が終了し、後期の展示。
東京美術学校開設以のコレクションは、
国宝・重要文化財を含む日本美術の名品がずらりと並ぶ。
あの教科書でおなじみの高橋由一「鮭」がまずどーんとある。
いつ見てもその巨大さには驚く。
高橋由一「鮭」
飛鳥、白鳳の仏像から俵屋宗達、尾形光琳、
曾我蕭白、伊藤若冲、池大雅、
明治からの画家たち、
平櫛田中の木彫、
日本美術史がここにはあるというコレクション。
そして歴代の教員や学生たちの作品。
上村松園「草紙洗小町」
上村松園「草紙洗小町」、
松田権六「草花鳥獣文小手箱」、
そしてマルセル・デュシャン「トランクの中の箱」がある。
松田権六「草花鳥獣文小手箱」
卒業制作などの自画像、模写、石膏像や
写真・資料もあって、
そのコレクションの豊富さ、多様さ。
作品修復のその過程、よみがえった作品など、
興味のつきない展示。
まさに<パンドラの箱>。
9月10日(日)まで。
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