蝉・せみ | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鉄が哭く三半規管蝉しぐれ         掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆蝉・にいにい蝉・油蝉・みんみん蝉・熊蝉

 

姫春蝉(ひめはるぜみ)蝦夷蝉・啞蝉(あぜみ・おしぜみ)

 

初蝉・蝉時雨・朝蝉・夕蝉・蝉涼し・蝉取り・蝉の声



半翅目セミ科の昆虫の総称。


雄は発生器で鳴くが、


雌は鳴かないので啞蝉という。



蝉時雨とは一斉に鳴く蝉の声が


降りそそぐように聞えること。



また朝夕に聞く蝉の声は涼しい趣があり、


蝉涼しという。



夏の季語。


今日は汗ばむほどの気温に。


公園の松林、まさに蝉時雨。


それもみんみん蝉の声が降りそそぐ。


蜩(秋の季語)はまだのよう。