萩原朔太郎記念館、
今日、移築オープンされました。
朔太郎の書斎、離れ座敷そして土蔵、
この3つの建物が
敷島公園から萩原朔太郎記念 前橋文学館の
広瀬川をはさんだ目の前にお引越し。
書斎はあの『月に吠える』や『青猫』が書かれた。
その机や椅子は朔太郎がデザインし、
作らせたものが置かれ、瀟洒なカーテンがかかる。
離れ座敷には北原白秋や室生犀星など詩人が集う。
土蔵には貴重な朔太郎直筆の原稿、
朔太郎ゆかりの品々などが収まっていた。
この建物、
1945年の空襲で焼け野原になった前橋のなかで
奇跡的に残っていたもの。
文学館を訪れ、柳の芽吹く広瀬川を愛で、
ご覧になってはいかが。
移築工事中
◆前橋市ホームページ より
(画像 左から書斎、離れ座敷、土蔵)
<書斎>
生家の裏庭にあったもので、
元来は味噌蔵として使われていたものであるが、
大正2年秋に工事をはじめ約3か月を要して
書斎に改造したものである。
インテリアは西洋建築風に統一され、
装飾や家具類の様式は、当時の前橋としては
極めて先端的なものであった。
これは朔太郎自身の考案によって整えられたものである。
<離れ座敷>
母屋と接続する渡り廊下で結ばれた純和室で、
8畳の部屋と床の間を配し、円窓のある部分には違い棚がある。
母屋からの渡り廊下に近いところには水屋があって、
全体が萩原家の客室としての感じになっている。
この部屋からは築山をあしらった立派な庭園が眺められ、
池が造られていた。
<土蔵>
離れ座敷から庭を望む左手にあって、
全体の敷地からすると南東のすみに位置していた。
このため、表通りからはっきりと見えた。
◆東京新聞
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