萩原朔太郎記念館、オープン! 書斎、離れ座敷&土蔵  | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

萩原朔太郎記念館、

今日、移築オープンされました。

朔太郎の書斎、離れ座敷そして土蔵、

この3つの建物が

敷島公園から萩原朔太郎記念 前橋文学館の

広瀬川をはさんだ目の前にお引越し。

書斎はあの『月に吠える』や『青猫』が書かれた。

その机や椅子は朔太郎がデザインし、

作らせたものが置かれ、瀟洒なカーテンがかかる。

離れ座敷には北原白秋や室生犀星など詩人が集う。

土蔵には貴重な朔太郎直筆の原稿、

朔太郎ゆかりの品々などが収まっていた。


この建物、

1945年の空襲で焼け野原になった前橋のなかで

奇跡的に残っていたもの。


文学館を訪れ、柳の芽吹く広瀬川を愛で、

ご覧になってはいかが。

 

 

 

 

移築工事中

 

 



◆前橋市ホームページ より

(画像 左から書斎、離れ座敷、土蔵)


 

<書斎>

生家の裏庭にあったもので、
元来は味噌蔵として使われていたものであるが、
大正2年秋に工事をはじめ約3か月を要して
書斎に改造したものである。
インテリアは西洋建築風に統一され、
装飾や家具類の様式は、当時の前橋としては
極めて先端的なものであった。
これは朔太郎自身の考案によって整えられたものである。

 



<離れ座敷>

母屋と接続する渡り廊下で結ばれた純和室で、
8畳の部屋と床の間を配し、円窓のある部分には違い棚がある。
母屋からの渡り廊下に近いところには水屋があって、
全体が萩原家の客室としての感じになっている。
この部屋からは築山をあしらった立派な庭園が眺められ、
池が造られていた。

 



<土蔵>

離れ座敷から庭を望む左手にあって、
全体の敷地からすると南東のすみに位置していた。
このため、表通りからはっきりと見えた。





◆東京新聞
  http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/list/201704/CK2017040802000141.html?ref=rank