関容子『客席から見染めたひと』 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

関容子『客席から見染めたひと』 講談社 2016年刊

名インタビュアー関容子の聞き書き。

また愉しい一冊を読むことができた。

「芸」に生きる人のうちぶところへすーっと入り、

その芸の真髄まで著者に「ふっと語ってしまう」。

そんな貴重な話がさらっと、

あたたかく、人肌でつたわってくる。

著者はどれほどの舞台を観てきたことか、と。


この16人のなかに、

十八代勘三郎がいないのがなんとも惜しまれる。
 

 

 

◆本の内容紹介はこちら

 

月刊『浄土』に連載し、

好評を博した「舞台人」へのインタビューが1冊に。
日本エッセイスト・クラブ賞、講談社エッセイ賞、

読売文学賞など幾多の賞にも輝く、

当代随一のインタビューの名手が、

「舞台」という空間を彩る16人のトップランナーに迫ります。


30代から80代まで、

世代を超えて語られる「芸」の世界の深淵。

そして師弟の情愛──。

 

舞台俳優から歌舞伎役者、狂言師、落語家まで、

普段は語られざる彼らの表現者としての本音、

舞台論、芸や技など受け継ぎ

後進に伝えるべき「伝統」への思い、

そして数奇なみずからの人生……。