初夢・はつゆめ | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

          ふじ

鷹と化し富士山を啄ばむなすびかな         掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆初夢・宝船・獏枕(ばくまくら)・初寝覚(はつねざめ)



正月一日、二日の夜に見る夢をいう。


「一富士山二鷹三茄子」といい、


富士の夢が一番めでたいとされる。



吉夢を見るために宝船の図を敷いたり、


凶夢を見ないように獏(夢を食う動物)の図を


敷いたりして寝る風習がある。



新年の季語。


◆さてさて、どんな夢をみられるのか。

「現世(うつしよ)は夢、夜の夢こそまこと」

 

と、乱歩をひいておきましょうか。