武満徹没後二十年なる今年、
伶楽舎による「秋庭歌一具(しゅうていがいちぐ)」が、
11月30日にタケミツ・メモリアルで上演された。
その映像が昨夜放映され、観ることができて、うれしい。
ちょうど私のコンサートの本番とかぶってしまい、
断念していたので、ことさら。
「秋庭歌一具」は1973年に作曲された武満唯一の雅楽。
参音声(まいりおんじょう)I. Strophe
第2曲:吹渡(きわたし) II. Echo I
第3曲:塩梅(えんばい) III. Melisma
第4曲:秋庭歌(しゅうていが)IV. In An Autumn Garden
第5番:吹渡二段(ふきわたしにだん)V. Echo II
第6曲:退出音声(まかでおんじょう) VI. Antistrophe
伶楽舎のメンバー、そして
打楽器の山口恭範も打ちものとして参加。
かつて聴いたときには吉原すみれも。
(勅使河原三郎ホームページより)
雅楽の奏者は1階正面と2階正面、2階左右に。
奏者のいる正面をコの字型の舞台が囲み、
そこで勅使河原三郎&佐東利穂子が舞う。
その<舞>はなんといったらいいか、
風そのもの、空気を纏っているような。
内の緊密さ、静けさをたたえて動く。
再放送が明日25日24時
(26日 0:00)
ありますので、ぜひ。
◆「秋庭歌一具」の紹介と画像はこちらから
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