高崎演奏家協会 第36回定期演奏会、
無事に終了することが、できました。
ご来場の皆様、そしてこころにかけてくださった方々、
感謝申し上げます。
ありがとうございました。
◆プログラムに「曲目解説」を載せましたので、
ご覧くださいませ。
「三つの小唄」は北原白秋の詩集『雪と花火』(1916年刊)より
「春の鳥」、「石竹」、「彼岸花」に團伊玖磨が1958年に作曲した曲。
白秋の詩はどこか艶で、湿った抒情が匂いたつ。
ことに「彼岸花」では「憎い男の心臓を針で突かうとした女」と
高潮した情念が、生々しくせまる。
詩の行間にひそむ<日本的な間(ま)>を凝縮させ、
それを團伊玖磨は洋楽の技法であらわしている。
「小唄」という日本の唄、その楽譜に書ききれない
リズム、その動き、その揺れ、など
かつて日本人のなかにある<血>が
伝えてきたそうした<唄>や<謡(うた)>。
それを西洋の発声・ベルカントでどう歌うか。
ピアノがどう奏でるか。
お聴きくださいませ。