ご存知でしょうか、岡上淑子? 作品集「はるかなる旅」 @本の紹介 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

岡上淑子(1928~ )、ご存知でしょうか?

コラージュ、写真の作家。

1953年56年にコラージュ作品の滝口修造の勧めで、

個展を開き、

今世紀になって、ふたたび注目をあつめている。


77点の作品が収められた作品集が「はるかなる旅」。

そのシュールな作品たちは詩情をたたえて、

いまも惹きつけてやまない。

くりかえしページを繰る、

どこをひらいてもいい。

夢の中でもあるようだったり、

現実を越えた現実でもあるように、

そこにかぎりなく静謐な<刻>がある。

 

 

 

 

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◆岡上淑子 - Toshiko Okanoue -


1928年、高知県生まれ。

1952年、日本におけるシュルレアリスムの指導者的役割を果たした瀧口修造は
岡上から見せられた100余りのコラージュ作品の表現性を認め、
1953年と56年の2度に渡って、タケミヤ画廊における個展の開催を手掛けた。

瀧口が企画に協力し、1953年から54年にかけて
国立近代美術館で開催された記念碑的展覧会、
「抽象と幻想:非写実絵画をどう理解するか」展にも岡上の作品が出品されている。

57年の結婚を期にアートの世界から遠ざかり、
作家としての活動期間は短く約6年ほどであった。

1996年に東京で開催された展覧会及び2000年、
第一生命南ギャラリーに於いて開催された
「岡上淑子フォト・コラージュ‐夢のしずく」展で再び作品が日の目をみるまで、
美術界からは忘れ去られた存在となっていた。

現在では、東京国立近代美術館/東京都写真美術館
栃木県立美術館/高知県立美術館ヒューストン美術館など
作品の多くが美術館の所蔵作品となっている。

 

 



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