https://www.youtube.com/watch?v=SSPK7Ayuw3s
アンナ・ネトレプコ「椿姫」
2005年ザルツブルグ音楽祭で上演され、
絶賛された舞台を録画で観る。
ネトレプコのザルツブルグ・デヴューであり、
その演出の斬新さで、
「赤いハイヒールの椿姫」とも。
舞台にはソファーと大きな時計が置かれるのみ。
この時計が「刻(とき)」、
マルグリットのもう限られた時・命しかないを
くっきりと浮かび上がらせる。
時には賭けのテーブルにもなる。
重厚な黙役が舞台につねにあるのは
<運命>あるいは<死>の象徴としてか。
(4幕でグランヴィル医師を歌うのでびっくり)
なんといってもネプレプコ、
登場は赤のワンピース、
美声は言うまでもなく、
華やかな美貌、ほっそりとした姿態。
芯のある強靭な声で、しかも柔軟。
映像であってすら、きらきらと輝かしく降りそそぐ。
生の声であったらいかばかりか。
アルフレードは ロランド・ビリャソン。
真っ直ぐな、一途な青年を好演。
ジョルジョ・ジェルモンは トマス・ハンプソン。
「プロヴァンス」は聴かせる。
ウィリー・デッカーの演出 。
◆ザルツブルク音楽祭2005
ヴェルディ 歌劇《椿姫》(全3幕)
ヴィオレッタ: アンナ・ネトレプコ
アルフレード: ロランド・ビリャソン
ジョルジョ・ジェルモン(アルフレードの父): トマス・ハンプソン
フローラ: ヘレン・シュナイダーマン
アンニーナ(ヴィオレッタの女中): ダイアン・ピルチャー
ガストン子爵: サルヴァトーレ・コルデルラ
ドゥフォール男爵: ポール・ゲー
ドビニー侯爵:ヘルマン・ヴァレーン
グランヴィル(医師): ルイージ・ローニ
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン国立歌劇場管弦楽団
指揮:カルロ・リッツィ
美術:ウォルフガング・グスマン
演出:ウィリー・デッカー
◆ これも全曲,youtubeに
https://www.youtube.com/watch?v=M57PfVGRR78