ブレゲンツ音楽祭 オペラ「トゥーランドット」 @NHK-BS | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。


トゥランドット



オペラ「トゥーランドット」 (プッチーニ 作曲)を録画で観る。
ボーデン湖・湖上ステージ(オーストリア ブレゲンツ)
今年の7月 20、22、24日で公演された。
ボーデン湖に巨大なステージがつくられ、
客席は7000。


観客席



オーケストラはどこ?と、思ったら
別の会場で演奏し、それを歌手の声と
あわせ、会場にはそれを流す、とのこと。

夏の野外ではリラックスしたムードが漂い、
舞台にも湖上を渡る風で衣装がたなびいて。

このスケールの大きな空間をみごとに飾った美術。
空間のつかいかたが素晴らしい。
回り舞台にもなるメインのステージ、
その前にカラフ=プッチー二の青い部屋、
水には兵馬俑が何体も。かなり不気味。


舞台



幕開きには本火のファイヤーや
水面をゆく船など、大仕掛け。

トゥーランドット(ムラーダ・フドレイ)の
ドラマティックソプラノのなんという強靭な声。

カラフ(リッカルド・マッシ)も
トゥーランドットに拮抗する華やかな響きのテノール。

リュー(ユ・ガンクン)の清楚、しかも強いソプラノリリコ。

野外公演でマイクをつけているいるが、
この巨大空間をドラマティックに満たしてゆくのはさすが。

ピン、ポン、パンは軽妙、で、なんとも達者。


演出、衣装、美術などさすが。

夏の夜のうたかたの夢。



<出 演>
トゥーランドット: ムラーダ・フドレイ

皇帝: マニュエル・フォン・ゼンデン

ティムール: ミカエル・リソフ

カラフ: リッカルド・マッシ

リュー: ユ・ガンクン

ピン: アンドレ・シュエン

パン: タイラン・ラインハルト

ポン: コスミン・イフリム

大官: 平野 和


<合唱>プラハ・フィルハーモニー合唱団
    ブレゲンツ音楽祭合唱団

<管弦楽>ウィーン交響楽団

<指 揮>パオロ・カリニャーニ

<演 出>マルコ・アルトゥーロ・マレッリ



画像:ブレゲンツ音楽祭のフリー画像より




◆ブレゲンツ音楽祭の詳細なブログ(こちらから)
  http://miuwop.blogspot.jp/2015/08/blog-post.html?m=0




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