「花燃ゆ展」 @アーツ前橋 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。


花燃ゆ展



NHK大河ドラマ「花燃ゆ」、
ご覧になっていますか?

ドラマの舞台となる山口、東京、
前橋で関連の展覧会が催されている。

展覧会の校正はこのようになっている。

プロローグ「文の育った萩」
第1章「兄・松陰と家族たち」
第2章「兄の教えと松下村塾の仲間たち」
第3章「夫・玄瑞との別れ」
第4章「幕府との対決へ」
第5章「楫取とともに」


この当時の人びと、写真が残っており、
その面影、をしのぶことができる。

なによりも「書」、各人のまさに人品骨柄を
あますところなく示して。
吉田松陰の凛として品格のある字、
大幅の屏風・漢詩の素晴らしいこと。

松陰自賛の肖像、これは杉家・吉田家・門下生に
形見として与えたものがずらりと並ぶ。

妹・文(のちの)の流麗な文字、

実によく文をしたためているのにも驚く。
じつに細かな文字で長文。

このなかに母校(前橋女学校→前橋女子高校)
開校式の初代群馬県令・楫取素彦(かとりもとひこ)の祝辞も展示。
これが明治13年(1880年)のこと。

富岡製糸場、今でこそ世界遺産に登録されているが、
明治政府は創業以来の赤字続きで、
閉鎖の方針をたてたのだが、
楫取の意見書が政府を翻意させ、富岡製糸場を存続させた、と。

吉田松陰・文のゆかりの品々の展示も。


9月6日(日)まで。




文


◆楫取美和子(松陰妹 文) ウキはこちら
  https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A5%AB%E5%8F%96%E7%BE%8E%E5%92%8C%E5%AD%90



素彦


◆楫取素彦(小田村伊之助 文の二度目の夫)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A5%AB%E5%8F%96%E7%B4%A0%E5%BD%A6