シーボルトの花 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。


シーボルトの花




シーボルトによるフローラル・ヤポニカ(植物図譜)。

「1823年、シーボルトは長崎は出島の蘭館に入った。
日本滞在中、彼は出島内に小さな植物園をつくり、
各地で採集した植物約千種を植え、
季節毎の花や実の変化を観察し、絵師に写生させた。

その成果は、フローラ・ヤポニカ「日本植物誌」にまとめられた。
フローラ・ヤポニカは見事な植物図譜であるが、
膨大な収集品のうち、150図を収載するに留まった。

シーボルトの日本に於ける植物採集標本、写生原図は、彼の没後、
未亡人によってロシア・アカデミーに売却され、
その植物原図1041点は現在サンクトペテルブルグの
ロシア科学アカデミー・コマロフ植物研究所に所蔵されている。

写生原図は、川原慶賀、清水東谷、川原玉賀らの日本人絵師の筆になるが、
フローラ・ヤポニカには、ドイツ人画家が彩色を施したものが刷られた」、とか。

そのうちの椿。