冬の薔薇・ふゆのばら | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。











 ゆっくりと身を起こす修羅冬薔薇           掌

                   (ふゆそうび)













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<冬の薔薇・冬薔薇(ふゆそうび・ふゆばら)

 寒薔薇(かんそうび)>


四季咲きのバラなどで、
冬に入ってからも名残の花を開くさまをいう。
すでに葉は変色し、落葉をはじめているなかで、
輪(りん)をつめた花を開こうとする姿は、
けなげでもあり、あわれでもある。

冬薔薇という言葉の中には、
実態をこえた美意識もある。  飯田龍太『日本大歳時記』より


冬の季語。