冬の薔薇・ふゆのばら ゆっくりと身を起こす修羅冬薔薇 掌 (ふゆそうび) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~<冬の薔薇・冬薔薇(ふゆそうび・ふゆばら) 寒薔薇(かんそうび)>四季咲きのバラなどで、冬に入ってからも名残の花を開くさまをいう。すでに葉は変色し、落葉をはじめているなかで、輪(りん)をつめた花を開こうとする姿は、けなげでもあり、あわれでもある。冬薔薇という言葉の中には、実態をこえた美意識もある。 飯田龍太『日本大歳時記』より冬の季語。