建畠晢×高橋睦郎「開かれた詩へ向けて」・第21回萩原朔太郎賞受賞者展覧会@ 前橋文学館 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

建畠哲



「建畠晢(たてはた あきら) POETORY/ART」
第21回萩原朔太郎賞受賞者展覧会が
前橋文学館において催されている。

詩作品を中心に、
現代詩手帖に掲載された詩、著作が並ぶ。
詩人・建畠哲とオブジェとのコラボレーション、
動画「花焼」、「菊男」をひとつにした作品を面白く観る。



アートステージ「開かれた詩に向かって」と題された
建畠哲と高橋睦郎の対談。
建畠と高橋の出会いから、話しは縦横にひろがる。

川端康成の言葉という
「仏界入り易く、魔界入り難し」をひき、
川端、三島の死は<魔>かもしれないが、
作品は<魔>であったかどうか、と高橋。

詩を書いていて<魔>を感じることがごくたまにあるが、
そこで踏み止まってしまう、
そうした<選択>をしてしまう、
すでに<選択>がちらつくのは
<魔界>には入れないのでは、と建畠。

<魔界>への誘いをふくみつつ(笑)、
なごやか雰囲気。


この展覧会は10月13日(月・祝)まで。
  http://www15.wind.ne.jp/~mae-bun/
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