オペラ「アイーダ」演奏会形式 @NHK音楽祭2013年 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

ヴェルディ作曲アイーダ」を録画で観る。
昨年9月のNHK音楽祭のもので
スカラ座オーケストラ、合唱団による
演奏会形式での上演。

グスターボ・ドゥダメル

             グスターボ・ドゥダメル


指揮は若手のドゥダメル。

ソリストは

アムネリス:ダニエラ・バルチェッローナ
 アイーダ:ホイ・ヘー
 ラダメス:ホルヘ・デ・レオン

バッチェローナ

           ダニエラ・バルチェッローナ

「アイーダ」というと豪華な装置・衣装などの
壮大な舞台が繰り広げられるが、
演奏会形式での上演は
ヴェルディの音楽がくっきりと目の前に。

ドゥダメルの熱気あふれる棒、
合唱では歌いながら、振って。

アイーダ(戦いに敗れ奴隷となったエチオピア女王)
祖国をおもいながらも一途なラダメスへの恋をつらぬく。
その声、清楚にして強靭なこと。

アムネリス(エジプト女王)のバルチェッローナの
見事な造形を彩る深くつややかなゆたかな声のメゾソプラノ。
4幕での息詰まるような歌唱、胸を打つ。

ラダメスのホルヘ・デ・レオン、
輝きのあるテノール。

ソリストの歌を聴いてドラマティックに、あざやかに
ドラマが、
音楽が、
立ち上がってくる。

素晴らしい「アイーダ」を聴いた。



◆ヴェルディ歌劇「アイーダ」全4幕  NHK音楽祭2013
  ~演奏会形式~
                       2013年9月19日
                       NHKホール


エジプト王:ロベルト・タリアヴィーニ

アムネリス:ダニエラ・バルチェッローナ

アイーダ:ホイ・ヘー

ラダメス:ホルヘ・デ・レオン

ランフィス:マルコ・スポッティ

アモナズロ:アンブロージョ・マエストリ

エジプト王の使者:ジェヒ・クォン

巫女:サエ・キュン・リム


指揮:グスターボ・ドゥダメル

管弦楽:ミラノ・スカラ座管弦楽団

合唱:ミラノ・スカラ座合唱団

合唱指揮:ブルーノ・カゾーニ