「歌麿とその時代展」、
高崎市タワー美術館にて今日まで。
歌麿を中心として年代順に136点。
喜多川派、寛永から文化文政まで、秀麿、菊麿、「麿」たち、国貞。
鳥文斎栄之(ちょうぶんさいえいし)、鳥居清長(とりいきよなが)、
北尾政演(きたおまさのぶ)、豊国、栄泉、広重など、
美人画がずらり。
江戸期の風俗の移り変わりも楽しめた。
すらりとした立姿、清楚な顔立ちやら、
吉原の艶やかな花魁、さまざまなおんなたち。
歌麿「両国橋 橋上の女たち」は橋の上下3枚続きを、
縦につないだめずらしい作品も。
http://yajifun.tumblr.com/post/58055702734/triptych-print-utamaro
惹かれたのは歌麿の「山姥と金太郎」。
きかんきなむっちりとした童と山姥が大首絵。
さまざまな役者絵。
これらを見るといかに写楽の大首の役者絵が
大胆きわまりもないものか、と再確認。
11月24日まで。
●タワー美術館
http://www.city.takasaki.gunma.jp/soshiki/art_museum/t/t2013_3.htm
このアドレスの下のほうに今回の展示の浮世絵。
(「山姥と金太郎」はウキペディアより)
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タワー美術館 ホームページ
<黄金期の浮世絵 歌麿とその時代展 ─美人画と役者絵─>
喜多川歌麿(1753?-1806)は、
浮世絵における「美人画」を代表する絵師です。
錦絵がもっとも華やかに展開した
天明・寛政期(1781-1801)に活躍し、
顔をクローズアップした「美人大首絵」では
女性のこまやかな仕草や表情に迫り、
その性格や気質といった内面までも表現しました。
同時期に美人画と並んで人気を博したのが役者絵です。
役者の一瞬の表情を捉え、
大胆に表現した東洲斎写楽(生没年不詳)や
舞台上の華やかな姿を魅力的に描いて
歌舞伎ファンの理想をかなえた
歌川豊国(1769-1825)らが活躍します。
本展では、歌麿をはじめ浮世絵黄金期を
彩った絵師たちによる「美人画」「役者絵」を、
肉筆画を含めた約130点でご紹介します。