萩原朔美講演会&マンドリン倶楽部再現演奏会 @ 萩原朔太郎記念 前橋文学館 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。



萩原朔太郎記念 前橋文学館、

この9月7日が20周年にあたり、

記念の行事の一環として、

今日は講演会と

朔太郎が熱心に行っっていた

マンドリン楽団の再現演奏会が催された。


◆萩原朔美さんが語る

「私が体験した忘れられない前橋のこと」

軽やかで瀟洒な語り口。

朔美さんの前橋体験は朔太郎の詩碑の除幕式。

まさに幕が引かれたとのこと。


草野心平にしろ、三好達治にしろ、

「酒を飲んで酔っ払っていたおじさん」

あとてその偉大さを知った、と。


学校で「好きな詩を朗読する」という授業に

先生をはじめ、クラスメートが

「詩人の孫」なので、どんなことをやるかと

かたずをのんでいたなか、
 「凧、凧、凧
 
  凧は
 
  天の膏薬」

の草野心平の三行詩を読み全員が唖然としたエピソードやら

美輪明宏、三島由紀夫、寺山修二などなど。


「文学館は言葉と出会うところ」が印象深い。



◆マンドリン倶楽部再現演奏会

朔太郎の音楽活動に関する細かな年譜がつくられ、

いままで詳細がわからなかったことや

新発見のことがらが載る。


楽譜を探すことから、

朔太郎の作曲した曲を編成を大きくし、

編曲したものなどを

朔太郎が結成した「ゴンドラ洋楽会」の流れをくむ、

「上毛マンドリン倶楽部」による演奏。

こうした音楽をやっていたのかと感慨しきり。



◆いま行われている企画展

第20回萩原朔太郎賞 佐々木幹朗「明日」は

明日まで。
  
前橋文学館 企画展
http://www15.wind.ne.jp/~mae-bun/