野澤美香(作曲) プロフィール
東京生まれ。国立音楽大学作曲学部卒業。
作曲を故・入野義朗に師事。
日本現代音楽協会新人賞入選。
ICC国際作曲コンクール第二位受賞。
シビテッラ・ラニエリ財団からのフェローシップでイタリア滞在。
02年日本音楽集団委嘱「霊長類研究所」、
03年ニューヨークでの「ミュージック・フロム・ジャパン」で
「メイド・オン・ザ・インサイド」を世界初演など
国内外で楽曲が演奏される。
映像作品、ダンスとのコラボレーション、
ゲーム音楽「虫姫さま」など活動は多岐に渡る。
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野澤美香とは連句の連中として、
たびたび連句をまいた。
作曲の師・入野義朗は日本にシェーンべルクや
十二音技法を紹介した作曲家。
で、野澤の書き下ろしの「おくのほそ道」は
無調や十二音技法ではないものの・・・
一小節ごとに拍子が変わる変拍子なども
フツーに書かれている(汗)。
和音使いも、いままでにあるようなものではなく
(機能和声といいます)、これを超えている。
清水修の作品が、近代音楽だとすると、
野澤美香の作品はまさに現代曲。
芭蕉の句は300年以上まえの作品、
それと現代ただいまの曲がぶつかると
どうなるか。
お聞きくださいませ。