野澤美香(作曲)のご紹介 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。


野澤美香(作曲) プロフィール


東京生まれ。国立音楽大学作曲学部卒業。

作曲を故・入野義朗に師事。

日本現代音楽協会新人賞入選。

ICC国際作曲コンクール第二位受賞。

シビテッラ・ラニエリ財団からのフェローシップでイタリア滞在。

02年日本音楽集団委嘱「霊長類研究所」、

03年ニューヨークでの「ミュージック・フロム・ジャパン」で

「メイド・オン・ザ・インサイド」を世界初演など

国内外で楽曲が演奏される。

映像作品、ダンスとのコラボレーション、

ゲーム音楽「虫姫さま」など活動は多岐に渡る。




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野澤美香とは連句の連中として、
たびたび連句をまいた。


作曲の師・入野義朗は日本にシェーンべルクや
十二音技法を紹介した作曲家。

で、野澤の書き下ろしの「おくのほそ道」は
無調や十二音技法ではないものの・・・

一小節ごとに拍子が変わる変拍子なども
フツーに書かれている(汗)。
和音使いも、いままでにあるようなものではなく
(機能和声といいます)、これを超えている。

清水修の作品が、近代音楽だとすると、
野澤美香の作品はまさに現代曲。

芭蕉の句は300年以上まえの作品、
それと現代ただいまの曲がぶつかると
どうなるか。

お聞きくださいませ。