ひさしぶりに萩原朔太郎記念 前橋文学館へ。
「朔太郎とともに生きた品々」という企画展。
ソフト帽、懐中時計、書架、丸テーブル、ラジオ、トランプ
煙草入れ、灰皿、萩原家鬼瓦など。
ラジオは大きなラッパがついていて、蓄音機のよう。
煙草入れは銀の打ち出しで、装飾品といったおもむき。
萩原家の鬼瓦は特注で「萩」の字がはいっている。
常設のところにも朔太郎がデザインしたテーブルと椅子、
朔太郎が幼児のころ使っていた藤製の寝台や
日本に3台しか輸入されていなかったギターなどもある。
前橋は1945年8月5日(広島の1日前)に
大空襲があり、焼け野原に。
萩原家は蔵があり、そこは炎上せず、
こうした品々が残っている。
ゴールデンウイークの特別展示として、
「月に吠える」初版、直筆「哀憐」。


2階が常設展で、朔太郎を中心に、
前橋の詩人、萩原恭二郎、山村暮鳥、平井晩村、伊藤信吉、高橋元吉
関連の草野心平、室生犀星、北原白秋などなど。
映像をみながら、
詩の朗読も聞くことができる。
http://www15.wind.ne.jp/~mae-bun/
企画展は6月9日まで。
館を出るとその前に滔々と広瀬川の流れ。
流れに沿って、朔太郎賞の詩人たちの詩碑がたつ。
画像よりさらに柳が川面に枝垂れていて、
緑がさらに濃くて。