ものの芽・もののめ | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。










  木の芽草の芽月の光の踏まれけり         掌












~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 <ものの芽・物芽(ものめ)・木の芽(このめ)・草の芽

  薔薇の芽・茨の芽・牡丹の芽・柳の芽・、芽柳・芽ばり柳

  山椒の芽・芽山椒・木の芽・枸杞の芽・たらの芽・たらめ

  楓の芽・桑の芽・芽桑・菖蒲の芽・芍薬の芽・蔦の芽・蘆の芽

  蘆の角・芽立ち・芽吹く・芽組む・木の芽雨・木の芽風

  木の芽漬・木の芽和え・木の芽田楽>


春に萌え出るもろもろの芽。


サンショウの芽のことをとくに木の芽といい、

木の芽和え、木の芽漬、木の芽田楽とする。


蘆の角はイネ科の蘆の芽のこと。

鋭い芽が地中より生ずるので

角とか錐とかいう。


春の季語。