毎月第3、木曜が高崎兜太句会。
今日の兼題は「島」二句と自由句。
さまざまな島からランゲルハンス島と内臓のことまで、
島の句稿はバラエティに富んでいる。
兜太先生、いつにまして顔はつやつや、
評も鋭い指摘が炸裂。
「う~ん、この句は凡だなあ」と言ったその直後の
手直しで一歩も二歩もぬきんでた句となる。
「わが恋に」とか「恋すてふ」など艶やかなことばが頻発。
「先生、若いなあ」とメンバー全員、感心しきり。
入選の句
・少年は島のかたちに灼けて去る
(兜太 島の姿、少年のかたちがみえる。ロマンティック)
・秋草の軍艦島に誰もいない
(兜太 「誰もいない」との関係で「夏草」としたい)
・島中が武器の記憶や花カンナ(兜太 省略がきいている)
・子に渡す靴の片方黄せきせい(兜太 出会い、人生を感じる)
・蜜月の母とわたしは銀木犀
(兜太 イコールの「は」ではなく「の」としたい)
恒例の忘年会。
和やかな、盛り上がりで、
兜太先生の秩父音頭が飛び出す。
金子家は秩父音頭の家元(?)で、
以前のあった野卑で猥雑な歌詞や振りを
今のかたちにした。
海程の大会では先生の踊りも恒例となっている。
今日は前のバージョン、
きわめてレアもの(!?)。
などなど、最後に三本締めで決め、
来年を約して、解散。