
「江戸の風雅」と題された、
美術展が群馬の森県立美術館で催されている。
この美術館道が整備されて、
家から道なりに25分くらいでとても行きやすい。
設計は磯崎新。
よく建築関係の方もみえる建造物。
それよりも広大な敷地、
開館当時よりは整備された木木、
うっそうとした趣はまさに<森>。
今回、江戸時代を彩る画家たちの作品が一堂に。
あ、この人もと思われるオール・スターの勢ぞろい。
群馬では35年ぶりの展示とか。
しみじみとした感の久隅守景「四季耕作図屏風」、
闊達な線の英一蝶など印象に残る。
期間中展示替えがある。
11月4日まで。
作品などは館のホームページから、どうぞ。

尾形光琳「槇楓図屏風」
この秋、当館では35年ぶりに大規模な江戸絵画展を開催します。
本展は、江戸絵画を四つの視点から特集し、
その魅力を106点の作品によって紹介するものです。
狩野派、琳派、奇想派、南画家などによる珠玉の作品とともに、
当館の江戸絵画の名品を一挙公開する初めての機会となります。
狩野探幽、尾形光琳など巨匠の傑作や代表作から、
34年ぶりに一般公開される大作まで。
江戸絵画の風雅な世界をこの機会にご堪能ください。
【展示構成】
●第一章/軽妙洒脱
江戸絵画の基礎を築いた巨匠・狩野探幽とその兄弟の代表作から、
近年注目されつつある江戸時代後期の狩野派の作品まで一挙にご紹介します。
展示作品 : 狩野探幽・尚信・安信、英一蝶、久隅守景、狩野栄信・養信 ほか 全33点
●第二章/意匠美の深化
尾形光琳の名作「槇楓図屏風」(東京藝術大学蔵)や、
修復後東日本で初公開の光琳筆「竹虎図」(京都国立博物館蔵)などが
展示される貴重な機会です。
それに併せ、当館の琳派コレクションを公開します。
展示作品 : 俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一、鈴木其一 ほか 全21点
●第三章/ニューモード到来
岩佐又兵衛、伊藤若冲による技巧を凝らした華麗な作品や、
谷文晁による大作などを展示します。
展示作品 : 岩佐又兵衛、伊藤若冲、円山応挙、谷文晁、岡本秋暉 ほか 全25点
●第四章/文雅の投影
江戸時代後期の風景画の大作・立原杏所「向崗花甸図屏風」が、
この度34年ぶりの公開となります。
本展では、谷文晁、立原杏所など関東南画家たちの風景画にスポットを当て、
その魅力をご紹介します。
展示作品 : 谷文晁、小泉斐(あやる)、立原杏所、金井烏洲 ほか 全27点