ラヴェル「スペインの時」「こどもと魔法」 @グラインドボーン音楽祭 2012年8月19日 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。


日曜の深夜、プレミアム劇場で、

今年8月19日グラインドボーンで上演された

ラヴェルの「スペインの時」「こどもと魔法」を放映。

いまはいながらにして観られる!?


指揮は大野和士。

グラインドボーンの稽古風景、

演出家、指揮の映像。
http://vimeo.com/45504158



◇グラインドボーン音楽祭2012

 大野和士 指揮 歌劇「スペインの時」、歌劇「こどもと魔法」



造り込み過ぎる?と思われるほど、

大道具・小道具がひしめく。

ひとりひとりの登場人物もカリカチュア(?)化されて。

歌い手はなにしろよく動く、よく歌う。


時計屋の亭主にあきたらない妻。

とりまく若い詩人や壮年の銀行家、

アバンチュールを求めているのに・・・

おしゃれなコメディ。




<演 目>

歌劇「スペインの時」(全1幕)(ラヴェル)


<出 演>

ラミロ(ラバ引き):エリオット・マドーレ

トルケマダ(時計屋):フランソア・ピオリーノ

コンセプシオン(トルケマダの妻):ステファニー・ドストラック

ゴンサルヴェ(若者):アレック・シュレイダー

ドン・イニーゴ・ゴメス(銀行家):ポール・ガイ


<管弦楽>

ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

<指 揮>

大野和士


<演 出>

ロラン・ペリー




◇歌劇「こどもと魔法」
 

いやいや宿題をしている、いたずら坊や。

この場、即、拍手。これは装置に対してで、

テーブル・椅子など巨大(あとでティーカップとポットがここで歌う)

にできていて、この縮尺だと

少年役はソプラノ・成人であっても、とても自然に感じられる。

でてくる壁紙、動物たち、昆虫なども

ファンタスティックな舞台。

じつによくできていて、関心しきり。ブラーボ!



<演 目>

歌劇「こどもと魔法」(ラヴェル)

<出 演>

こども:カトゥナ・ガデリア

母/中国の茶わん/トンボ:エロディ・メシャン

大時計/雄猫:エリオット・マドーレ

ソファー/木:ポール・ガイ

肘掛け椅子/コウモリ:ジュリー・パスチュロー

ティーポット/小柄な老人/カエル:フランソア・ピオリーノ

火/お姫様/ナイチンゲール:キャスリーン・キム

羊飼いの青年:ナタリア・ブルゼジンスカ

羊飼いの娘:ヒラ・ファヒマ

雌猫/リス:ステファニー・ドストラック

フクロウ:カースティ・ストークス


<合 唱>

グラインドボーン合唱団

<管弦楽>

ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

<指 揮>

大野和士


<演 出>

ロラン・ペリー


収録:2012年8月19日

グラインドボーン音楽祭歌劇場(イギリス)