
チラシ「ペルセウス」
もう会期は修了しましたが、
バーン・ジョーンズ展に行ってきました。
バーン・ジョーンズ(1833年-98)の個展、
なんと今回が初めて。
物語、神話、聖書のテーマごとに展示されている。
油彩、水彩、素描、タペストリー、などの作品。
どれも大きい作品。
前からロセッティの描く女性の顔が似ていると
思ってたが、ロセッティに
師事していたんですね。
「ピグマリオン」連作
「聖ゲオルギウス」「ピグマリオン」「ペルセウス」
「眠り姫」など代表作がずらりと並び、じつに壮観。

「眠り姫」
「眠る」作品が数多く、
しずかな息が室内の静謐さのなかに聞こえてきそう。
ここから「永遠の眠り」へなだらかに入っていけそう。
そんな気がする。
劇的な場面であっても、
そこに通奏低音のように<静寂>があるかのよう。
象徴画といわれる作品、
とても好きだと再確認。
巨大な「東方の三博士の礼拝」のタペストリー、
制作はむろんモリス商会。
中庭でしばしくつろいで。