バーン・ジョーンズ展 -装飾と象徴ー @三菱一号館実術館  | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。


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   チラシ「ペルセウス」


もう会期は修了しましたが、

バーン・ジョーンズ展に行ってきました。


バーン・ジョーンズ(1833年-98)の個展、

なんと今回が初めて。


物語、神話、聖書のテーマごとに展示されている。


油彩、水彩、素描、タペストリー、などの作品。

どれも大きい作品。


前からロセッティの描く女性の顔が似ていると

思ってたが、ロセッティに

師事していたんですね。



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         「ピグマリオン」連作




「聖ゲオルギウス」「ピグマリオン」「ペルセウス」

「眠り姫」など代表作がずらりと並び、じつに壮観。


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  「眠り姫」


「眠る」作品が数多く、

しずかな息が室内の静謐さのなかに聞こえてきそう。

ここから「永遠の眠り」へなだらかに入っていけそう。

そんな気がする。


劇的な場面であっても、

そこに通奏低音のように<静寂>があるかのよう。


象徴画といわれる作品、

とても好きだと再確認。


巨大な「東方の三博士の礼拝」のタペストリー、

制作はむろんモリス商会。


中庭でしばしくつろいで。



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ホームページより

聖職をめざしていたバーン=ジョーンズが芸術の道を志そうと決めたのは、

ウイリアム・モリスと北フランスの大聖堂を巡った1855年のことです。


翌年、大学を去ったバーン=ジョーンズは、

前衛芸術家として知られるロセッティに弟子入りし、

美術批評家ジョン・ラスキンの導きでイタリア美術を学びます。


生来の才能を開花させて、唯一無二の装飾デザイナーとして

モリスの活動を支える一方で、自身の絵画制作においては、

装飾性と象徴性をあわせもつ独自の様式を確立しました。


唯美主義運動を推し進め、

象徴主義絵画の先駆けとなったその精緻な画風は、

制作から一世紀あまりを経た今もなお、

みずみずしい光を放ち、

バーン=ジョーンズの作品の魅力をきわだたせています。


本展は、バーン=ジョーンズの全貌に迫る日本初の個展です。


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