●第19回萩原朔太郎賞受賞者展覧会 福間健二
―青い家にたどりつくまで―」
対談「言葉と世界」 福間健二×荒川洋治(現代詩作家)
福間健二さんと第13回萩原朔太郎賞受賞者・荒川洋治さんが、
詩を中心に言葉と世界について語り合います。
萩原朔太郎記念 前橋文学館
7月28日(土) 午後3時~
行ってきました。
対談の前に福間健二さんによる自作の3篇の詩の朗読。
福間健二、荒川洋治、ともに1949年生まれ、
詩集14冊と共通項もあり、と対談がスタート。
途中、来場されていた詩人・映像作家の
鈴木志郎康さんから「福間健二は生活・生きるひと、
荒川洋治はことばのひと」、
「詩が<事件>にならなければならない」と
ご自身の「プアプア」などのことに言及しながらの発言。
荒川洋治がかつて近代詩は詩集に100篇近い、
多数の作品をひとつの詩集にまとめた。
生涯一冊の詩集になる可能性があったこと、
出すこと自体がむずかしいこともあり、
そうなったが、福間の「青い家」はそれに匹敵する。
「近代詩人だ(笑)」と。
福間、おだやかに受けながら
「詩・・使っていない言葉の筋肉を鍛えてゆく」
それが、これからの「言葉の世界」と。
◆福間健二の展示品
詩集「急にたどりついてしまう」「青い家」
多数の著書。
「はやにえ」「あんかるわ」「オーバーフェンス」
「GENIUS」ほか、自筆原稿、ノート、愛読書、映像、写真、他。
(「はやにえ」ではわたしも同人。
この冊子を文学館に寄贈しました)

❒福間健二監督映画上映会
『岡山の娘』
日時 9月2日(日)午後2時~
『わたしたちの夏』
日時 9月9日(日)午後2時~
会場 3階ホール